NZの歴史は約1000年前、南太平洋のポリネシアからマオリの人々がカヌーでこの地に渡って来たことに始まったと言われています。マオリの人々は部族ごとに集会場を中心とした集落を作り、農耕や狩猟をして暮らしていました。現在でも集会場は各地に残り、ラグビーのNZチームが試合前に踊る戦いの舞ハカや彫刻といった独自の文化が今も継承されています。NZに初めてやってきた西洋人はオランダ人航海者でしたが、上陸を果たすことはなく、その後にイギリス人のジェームス・クックが訪れて、18世紀末からヨーロッパ人が移り住むようになりました。1840年にイギリス政府とマオリの各部族の首長たちとの間でワイタンギ条約が締結されて、正式にイギリス領となり、19世紀後半からは鉄道や通信が整備されてイギリス連邦内の自治領となり独立。その後太平洋諸国や世界の様々な国の移民が増え、異文化の融合するユニークな国際国家となっています。

